世の中で起こる おかし~なと思ったことを書いてみます。
現在、国民年金が問題になっています。前回は、少し極端なことを書きましたが、仮に実際にあったとしても、絶対に漏らすわけにはいきません。そのときは、国民はだれ一人も、政府を信用することはしなくなると思われます。年金だけではなく、国家の崩壊につながります。
前回は、社保庁の事務ミスが多すぎることを書きました。私が書きましたストーリーは、社保庁のトップが仕組んだ、やってはいけない犯罪を書きました。 では、社保庁の人は、ひたすら、真面目にやってきたが、システムの不具合と単なるミスが重なっただけかと思っていましたら、昨日(7/13)の夕刊には、「社保庁不祥事1000件超」のタイトルが一面にありました。そんなことかと思える不祥事は、いっぱいあったと公表しないと私の様に変なことを想像する人が出てくるでしょう。 今日は、国民健康保険制度の崩壊につながる話です。これは、私の想像ではありません。 先日、知人の来訪がありました。その時の話では、3月に前立線の癌の手術をして入院していたとのことでした。普通の人は、癌を宣告されただけで、落ち込んで、それだけで病気になるところですが、知人は、手術や癌のショックからもすっかりふっ切られて、お元気にそのときの様子を話してくださいました。 まず、どうして癌であることが分ったかといいますと、最近は、腫瘍マーカーと言って、数値で、癌の可能性が判る検査方法があるそうです。数値が高かったので、精密検査ということになりました。方法は、前立線の組織の一部を取り出して、病理標本を作って、顕微鏡の下で、眺めて判定するらしいです。知人のいうには、12ヶ所から、組織をとって検査をしたら、4ヶ所の組織に、癌細胞が見つかったそうです。 前立線とは、男子にある臓器で、膀胱から尿が出て行くときに、尿道を通って行きますが、その尿道を包み込むように存在するものです。 私の叔父さんが、15年ほど前に、このガンにかかり、手術をして貰いましたが、経過は思わしくありませんでした。私の父の場合は、10年ほど前に、癌が見つかりましたが、抗癌剤で治療をすることにしました。5年ほどして、癌は骨に転移しました。高齢でしたので、手術はしないで、対症療法をするのみの治療でしたが、5年ほどして亡くなりました。 ところが、前述の知人は、治療方法を3例示されました。 1. 放射線による治療 これは、手術をしませんので、切ったりしない分、痛みがありません。費用は400万円とのこと。 2. 手術で前立線を取り除く。 3. 抗がん剤で治療をする。 知人は、手術をすることになりました。一念前に心臓の手術をしておられます。 入院が何日であったかは、何度もお聞きしましたが、次のことが強烈で忘れてしまいまし た。手術の経過がよく。もう退院してもいいでよと先生が言われたのですが、そこで退院 すると受け取る金額が少なくなるので、先生にお願いしたら、7日間延長をして貰えたそうです。そのため、費用は全部で15万円の負担で済んだそうです。 思わず、安いですねと言いました。手術料がいくらか知りませんし、入院料も知りませんが、20日間入院して、一日、5000円の入院費としても、10万円かかると計算しました。 保険もきいてよかったですね。と言ったものの、おかしいな、病院の先生が、そんな悪いことに加担するなどと言えません。言いましたら、私と知人は知人の関係で無くなってしまいます。 どこがおかしてかと言いますと、このようなことは、内緒にしておくべきことなのに、自慢げに話をしても許されるということです。それほど、誰でもがやっていることで、皆が認めていることになっている点です。 よくよく考えますと、この知人の入院・治療費の一部は、私の支払った保険料から支払われたことになります。誰が、喜んだかと言いますと、知人と病院・医師ということになります。保険会社も得をしました。国民は、自分にかかる数字は大したことがありませんから、あまり損をした気にはなりません。全員ハッピーなので良いのでしょう。 おかしいですね。治療をしなくてもいいのに、入院を伸ばして、全員ハッピーと考える頭がどうかしています。 では、患者と医師とが、このようなことをするシステムをなくそうとすれば良いことになります。そのためには、それ以上の費用がかかることになると思われます。 解決方法は、人間一人ひとりが、してはいけないことはしてはいけないのだということを自覚するしかありません。 ????????? ・・・・・ ?????? スポンサーサイト
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