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絹一匹
田村誠一著の第17話 古事記が解いた古代史  式内社(3)
http://rakuraku.cocolog-nifty.com/tanosimu/2012/06/173-b2fe.html
に、「田四町について、絹一匹は如何に膨大な量か想像に絶する」の文が有ります。
 この絹一匹の意味が解りませんので、考えて見ます。
 
◎ 絹一匹は、絹布2反(たん)で、1反は大人一人分の布地の量と書いたものがありました。

◎ 田四町の意味も判りません。 田はいろいろあったようで、稲の田としますと、桑を作っていない家も、絹一匹を供出しなければなりませんから、この場合は、桑田、四町に対して、絹一匹だと思われます。

◎ 今度は、田四町の広さが判りません。
 町の説明に、次の文章が有りました。 が、これでも、よく判りません。
長さの単位の町との区別のために町歩(ちょうぶ)と呼ぶこともある。1町の10分の1を反または段という。条里制においては、一辺の長さが1町の正方形の面積(1町が60歩なので3600歩)を1町(町歩)としていた。太閤検地の際に3000歩(坪)を1町とした。

 次の様な、表示もありました。
1反(いったん) 約31.5㍍*約31.5㍍=10㌃ 約300坪・高級分譲地4棟分
1町(いっちょう) 約100㍍*約100㍍=1㌶ 約3000坪・高級分譲地40棟分

という事で、どうやら、1町は、10アール= 約3000坪
田四町は、40アール。 12000坪です。

 これだけの広さの所に、桑を植えて、蚕を飼って、糸にして、絹布
を作り、大人二人分の布地が税金です。
 
是が、田村氏が、書かれた「田四町について、絹一匹は如何に膨大な量か想像に絶する」の膨大な税金化どうかです。

 当時は、どれぐらいの絹布の生産が出来たのかは、分かりませんが、現在の資料は、
《絹織物を1反つくるには》http://www.pref.gunma.jp/06/f2210015.html にあります。
10アールの土地から絹布を作るには、次の様に書かれています。

桑葉 2,000kg--  蚕種(卵)---62,000粒 (3.1箱)--- 繭 100kg ---生糸 18.5kg--- 絹織物 20.4反

田四町は、40アールですから、田四町からは、81反の織物が出来ることになります。
当時は、これほど、沢山出来なかったのでしょうか。
 桑の収穫は、一年に何度か出来たと思いますが、81反は、一年の量でしょうか。

 81万円の収入のうち、2万円の税金を払ったことになります。今、大騒ぎしている消費税は、10%です。所得税は、多い少ないがありますが、少ない人で、15%ぐらいでしょうか。

 江戸時代に農民一揆があった時は、70~80%ほどの税金がかかっていたと思われます。

 このように見てきますと、「田四町について、絹一匹は如何に膨大な量か想像に絶する」は、間違いかとも思われます。

別の角度から、眺めて見ます。

東鑑 に次のような記録が有ります。この記事が正しいとしますと、絹一匹は、一年間の禄に値するという意味でしょうか。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~micro-8/toshio/azuma/124104.html

1241年 (仁治2年 辛丑)
4月2日 庚申
  御所の東渡廊に於いて千度御祓いを行わる。将軍家小御所の簾中に御坐す。泰貞・晴
  賢・宣賢・国継・資宣・廣資・泰房・晴平・晴尚・泰兼等これを奉仕す。内蔵権の頭
  泰親簾下に侯し、御贖物を進せしむ。所役は諸大夫五人・手長小侍等なり。禄は各々
  絹一匹、政所沙汰し進すと。
 この辺りになりますと、私の能力を超えています。

結論、
見てきました、絹一匹の話は、班田収授法に書かれてある一部だと思われます。
日本書紀によれば、646年正月の改新の詔において「初めて戸籍・計帳・班田収授法をつくれ」とありますから、これは、朝廷が作ったことになっていますが、日本を征服した中国人が、645年に初めて、元号を「大化」とし、国家のシステムをつくったと考えています。

 そうなりますと、班田収授法は、中国のものを参考にした筈ですから、中国の制度も考えに入れなければいけないように思います。完全に完成したのは、日本書紀が完成した720年だと思います。

従いまして、絹一匹のことは、よく判らないという事になります。
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まとめ
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